先日納車されました新型ヴォクシーにユピテル社製の「LS70a」レーザー&レーダー探知機を取り付けしました。
今回は取付方法をメインに記事にさせていただきます。
ご自身で取付する方の参考にしていただければ幸いです。
作業には車両パーツの取り外しが含まれます。
電装関連の作業には安全第一、自己責任でお願い致します。
本記事によって発生したトラブルや損害等の一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
目次
ユピテル LS70aとは?
新型の光オービス(レーザー式移動オービス)に対応した、レーザー&レーダー探知機です。
2019年に発売された「LS700」のWeb専売(Amazon)モデルになります。
標準モデルとWeb専売モデルの違いは、簡易パッケージでのお届けとなるか否かです。
その際、取扱説明書は公式ページからダウンロードすることが可能です。
製品の性能に違いはありませんので、購入時に安いほうを選択することをおすすめします。
また、最新モデルは「LS720」「LS71a (Web専売)」ですが、検知能力や機能面で大きな差はないようです。
費用対効果も含めて、今回は「LS70a」を選択しました。
本体・付属品一覧
- 本体
- アンテナユニット
- 宙吊り取り付けステー(本体用)
- 各種両面テープ
- SDカード(本体に装着済み)
- シガー電源コード(今回は使用しませんでした)
- 電源直結コード(今回は使用しませんでした)
- ダッシュボード取り付け用ブラケット(今回は使用しませんでした)
- ダッシュボード取り付けステー(今回は使用しませんでした)
追加部品
- OBDⅡアダプター「OBD12-MIII」
- 宙吊り取り付けステー(アンテナユニット用)
本体の他に「OBDⅡアダプター」「宙吊り取り付けステー(アンテナユニット用)」を購入しました。
OBDⅡアダプター「OBD12-MIII」
電源は車両のOBDⅡコネクターから取りました。
こちらを使用することで車両情報やトンネルなどのGPS受信できない場合でも速度情報を取得できるようになります。
なにより、車両のOBDⅡコネクターにポン付けなので、とても楽に電源を取ることができるのでおすすめです。
アダプターの適応については、事前に公式ページの適応表をご確認ください。
執筆時点で公式での新型ノア・ヴォクシーの適応は確認できておりません。
私の車両では現時点で問題なく動作していますが、ご使用の際は自己責任でお願い致します。
OBDⅡアダプターのDIPスイッチは”トヨタ”で動作しています。
※OBDⅡアダプターを別途購入した場合、付属のシガー電源コードと電源直結コードは使用しません。
宙吊り取り付けステー(アンテナユニット用)
LS70aはセパレートタイプなので、アンテナユニットはミラー裏に配置しました。
配線も綺麗に隠す事ができますので、宙吊り取り付けステーは必須アイテムです。
公式サイトでしか購入できないようですので、ユピテルダイレクトのURLを貼り付けさせていただきます。
https://direct.yupiteru.co.jp/item/121071.html
配線図
簡単な配線の概略図は下記の通りです。
取り付け手順
それでは早速取り付け手順を纏めていきますのでご覧ください。
- 運転席左下にOBDⅡコネクターがありますので、こちらにOBDⅡアダプターを接続します。
- 配線を裏に通すため各パネルを取り外してきます。
先ずはスカッフプレートから外していきます。
赤矢印の辺りを1つずつ上方向へ持ち上げて取り外します。
取り外すと裏は合計9カ所で留まっています。
- スカッフプレートが外れたら次はキックパネルを取り外します。
先ず初めにアクセルペダル横のプラキャップを外します。
工具は使わず手で回して取り外せます。
外すとこのような感じです。
赤矢印の辺り2カ所で車体に固定されていますので、下側から浮かせて引き抜くと取り外せます。
取り外すと裏は爪2カ所で留まっています。右側の丸穴はプラキャップ部分です。
- キックパネルが外れたら次はサイドパネルを取り外します。
先ず初めにウェザーストリップを外します。
ウェザーストリップが外れたらアンダーパネル側に養生テープを貼りつけ、傷防止の処置を施します。
内張り剥がしなどを使って下から順に爪を外していきます。
取り外すと裏は合計10カ所で留まっています。
- サイドパネルが外れたら次はピラー部分を水色の矢印方向に浮かせます。
配線をピラー内へ通せればよいので、作業ができる程度に浮かせるだけでも大丈夫です。
- OBDⅡコネクターからアンダーカバー裏、サイドパネル裏、ピラー内を通り、ミラー裏の前方カメラ部分までOBDⅡアダプターのケーブルを通します。
- 次に前方カメラ裏の穴が開いているパネルを取り外します。
パネルの両脇(赤丸)を親指で抑え、人差し指をガラスとパネルの隙間(水色矢印)に入れ、ガラス面に対して垂直に引くと取り外せます。
取り外すと裏は合計2カ所で留まっています。
- パネルが外れたら再度動作確認を行います。
OBDⅡアダプターからアンテナユニットへ、アンテナユニットから本体へケーブルを接続します。
動作確認が済んだらアンテナユニットと本体を車両へ取り付けていきます。 - アンテナユニットは別途購入した宙吊り取り付けステーにて固定します。
先ずはステーをこのような形に折り曲げます。
次にステーをミラー裏に両面テープで固定します。
- ステーを取り付けたらアンテナユニットも両面テープで固定します。
- アンテナユニットの取付が完了したら、次に本体を取り付けます。
付属の宙吊り取り付けステーを使用します。私は運転席右上に取り付けました。
透明な窓ガラスに部分に取り付けると保安基準不適合となりますのでご注意ください。
必ず窓ガラスの黒縁部分に取り付けるようにしましょう。
- 本体の固定も完了したら、最後に余分な配線を前方カメラのユニット内に収めます。
うまく配線の向きなどを調整することで収まります。
- 最後に外したパネル類を、外した順と逆に取り付けて元に戻せば完成です。
最後に
レーザー&レーダー探知機を初めて設置してみました。
初めて取り付ける方、実際の取付位置の確認などのお役に立てれば幸いです。